パーカッションの練習_レッスンメモ(コンガ・ティンバレス)_240302

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今回は教室移転前最後のレッスンということで、皆さんからのリクエストにお答えする形で進めてみました。

レッスン内容の補足説明をまとめておきます。

まずは、『アップビート・ダウンビート』に関する解説・実演です。

09_アップ・ビート、ダウン・ビート

音に対して与えようとするイメージを変えるだけで、演奏から感じられるリズムが大きく変化することを体験して頂きました。

『音に対して与えようとするイメージを変える』なんて、教則本や楽譜にはなかなか登場してこない情報だと思います。ですが、『リズム、グルーブ、ノリ』を感じてもらえる演奏を行うために必要な知識だと考えています。

今回のレッスンで得た『体験・知識』をもとに色々な音楽を聴いてみて下さい。今までとは少し違った音楽の感じ方が出来るようになって行くと考えています。

他には、『リズム・パターン』を安定して演奏するための中上級者向けの練習方法を紹介しました。

題材は、『3-2 カスカラ』の譜例です。

紹介したのは、『スティックで4分音符』を叩きながら『3-2 カスカラ』のパターンを口で歌うといった練習です。

この練習は、『スティックで2分音符』、『スティックで3-2クラーベ』といった形で発展していきます。

別のリズム・パターンを演奏しながら、実際に演奏しようとしているパターンを口で歌えるようにすることが、リズム感(リズムを感じて生み出していく能力)の向上に繋がっていくと考えています。

慣れてくると、右手と左手で別々の『リズム・パターン』を演奏する際に、どちらの『リズム・パターン』のニュアンスを強く出していくかといった表現も可能となってきます。

譜例は、『右手で3-2クラーベ(ベル)』、『左手でカスカラ(パイラ)』を演奏するパターンです。

このパターンを演奏している際に、『3-2クラーベ』を歌いながら演奏するのか、『カスカラ』を歌いながら演奏するのかによって、感じられるリズムが変わってきます。

じっくりと練習に取り組んで、単なる音の羅列ではない、あなたなりのリズムの表現ができるようになれると良いですね。

それでは、また。

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